社会化とは、現代の人間社会の様々な環境・刺激に慣れ、他者(人・犬・他の動物など)との接し方を身につけること、と当店では位置付けています。中でも慣れ(環境・人・もの)に関しては馴化と呼んでいます。
社会化のためには、たくさんの経験をさせることが重要です。ブリーダーの元、親兄弟と過ごし犬同士のコミュニケーションを学ぶこともその一部です。その後も社会化は生涯続きます。(用語の定義は、団体により異なる場合があります)
社会化期とは、犬の一生の中で、特に社会化に適した=警戒心が少なく吸収しやすい時期のことです。生後4ヶ月位までと言われています。この時期にたくさんの経験をしておくことで、将来の問題行動の予防につながります。成犬になってからでも問題行動の改善は十分可能ですが、年齢があがるほど費やす時間と根気が増えていきます。
当店の社会化を目的としたクラスでは、犬の習性を学んでいただくところから始めます。レッスン最後に、それぞれの段階に応じ、ご自宅でも社会化を意識して継続いただけるようにアドバイスを行います。
子犬からのしつけがとても大切なことを、より多くの方に知っていただきたいと思っています。犬は月齢が若いほど、好奇心が警戒心に勝ります。成長とともに警戒心の方が強くなり、新しいことに対する許容に時間がかかるようになります。犬にとってストレスが少なく吸収しやすい時期を逃さず、積極的にスクールを活用していただければと思います。