ドッグフード

最も多い質問のひとつは、どのドッグフードを使ってますか?というものです。おもに使うものは2~3ありますが、固定していません、とお答えしてきました。これまでにたくさんのフードを試しました。食べ物で、誰にでもあうものがないのと同じで、絶対これがおすすめというものはありませんが、最近子犬に試してみて、いいな👍と思ったものがあったので、フードについてまとめてみました。

フードの安全性

愛がん動物用飼料の安全確保を図るための法律に、「ペットフード安全法」があります。

  • 国は、製造基準、表示基準、成分規格を定めていて、これに合わないフードの製造、輸入、販売を禁止してます。
  • おやつやスナック、サプリ、生肉などもこの法律の対象です。
  • ドッグカフェなど店内で提供されるものは、対象外です。
  • 日本語で原材料、原産国などをパッケージに表示することが義務付けられています。

ペットフード安全法の公式リンクは、こちらです。

パッケージには、添加物も含めて記載されていますので、気になる成分は確認できます。下記のような点はチェックしてます。

着色料

基本的には不使用のものにしています。人間向けの見た目と思ってます。おやつ類では、フードの1割以内の量にしているので、

あまり気にしていません。

保存料、酸化防止剤

不使用にこしたことはありませんが、ある程度は許容してます。

副産物

いわゆる肉以外の部分ですが、内臓類も副産物に入ります。元来、捕らえた獲物のほとんどを食べていたことを踏まえ、不使用にはこだわっていません。動物病院でも高級フードばかりはよくないと言われたことがあります。多分副産物不使用という意味だったと認識してます。法律で規制されているので、腐肉などは含まれてないはずです。

フードのタイプ

ドライ、ウェット、といった分類以外でご紹介します。

グレインフリー

最近増えてきましたね。犬は雑食とされていますが、かなり肉食よりと感じます。生野菜などの消化は苦手😔な子が多いです。肉食の野生動物は草食動物の胃の内容物(後述しますが、トライプといいます)から植物や穀類を摂取しています。穀類多めな製品は避けたいところですが、肉類中心であれば、穀類が入っていて問題ないと思います。

手作り食

完全な手作り食は、かなりハードルが高いと思います。何か過不足があればと思うと、こわいです。一時期、フード半分、手づくり食半分くらいにしていましたが、今はドッグフードにたまに少しトッピングする感じです。預けたり、万が一の避難時にドライフードを食べられると安心です。

生肉・ローフード

ペット向けの馬肉、鹿肉なども増えてきました。今ほどドッグフードの種類が豊富でなかった昔は、子犬の離乳食に赤身の牛肉をたたいてあげていたものです。人間が生食できるお高いものです。生肉そのものはよいと思っていますが、内臓や野生動物の肉は、ドッグフードに慣れ親しんだ現代の犬には、加熱処理が無難です。生肉は総合栄養食ではないので、手作り食と同様、他の栄養素の取り方を考えなければなりませんが、ローフードは総合栄養食です。

療法食

ミニチュアシュナウザーは結石になりやすい犬種ですので、少しふれておきます。結石になった場合、療法食で溶かせる(治せる)タイプと外科的治療が必要なタイプがあります。どちらのタイプでも、一度結石が出来た子は、以降、療法食を進められるのが通常です。飼い主としては、他のものもあげたいと思ってしまいます。

うちにも結石のできた子がいました。一番の予防は、水を十分飲ませることだと動物病院で言われました。いわれてみれば、あまり水を飲まない子でした。療法食で完治してから、普通のフードで水をたくさん飲むようにしたらどうなるか、を観察しました。時々検査をして、再発してないか確認しつつ。療法食で治るタイプだったからできたことですが、以降、再発してません。

水を飲ませる工夫として、ドライフードに水をかけています。普通の子はさらっとかける程度、あまり水を飲まない子はつゆだく状態です。薄ーいほうじ茶を冷ましておいて、水の代わりに使うこともあります。たしか動物病院関連の情報でほうじ茶がよいと見た記憶なのですが、思い出せないので理由は割愛😔。今は全ての子に水かけフードをあげてます。

補助食・サプリメント

補助食やサプリメントでは、下記のようなものもあります。

トライプ

トライプは、反芻草食動物の胃です。半分消化された状態で牛や羊が食べた牧草が入っている部分で、補助食にあたります。これも一時期ファンタジーワールドの缶詰を使ってました。ドライフードへのトッピングと子犬の離乳食に混ぜていました。人にとってはまあまあクセのある匂いです。

鶏の骨は、縦にさけて危険な場合があるようです。うちの子たちは、慎重にガジガジしながら食べるのであげていますが、ガブっと行く子は歯が折れたりすることもありますので、注意が必要です。結構歯にいいみたいです。色々と角度や歯の位置を変えながら、時間をかけて食べるので、歯みがき効果があるように感じています。たまにですが、骨付き肉を食したときに、残った骨が犬たちのおやつになってます。

コラーゲン

動物の体は70%が水分で残り30%のうち、15%がタンパク質です。タンパク質とは、アミノ酸の集合体です。必須アミノ酸と非必須アミノ酸があり、必須アミノ酸については、基準が定められています。非必須アミノ酸は、体内で合成できるため、現状では基準がありません。コラーゲンは、15%のタンパク質の1/3を占める非必須アミノ酸です。

動物の体の全ての部位を作るのはタンパク質で、必須アミノ酸と非必須アミノ酸の両方を十分に摂取しなければ、少ない方に合わせられてしまいます。規定のない非必須アミノ酸は、複数のドッグフードを分析したところ、昔の犬の食生活で摂取していたであろう量と比較して少ない傾向にあるという結果だったそうです。
つまり、使われなかった必須アミノ酸は無駄に排出され、非必須アミノ酸を体内で合成するのに負担がかかっていることになります。コラーゲンを摂取することで、そのバランスの改善を期待できるそうです。

コラーゲンを与えた結果、被毛・皮膚の状態が改善された、シニア犬が前より元気に歩くようになった、などの声が多いと聞いたので、お試し予定です。

よく使うフード

ここ数年はアカナ、オリジン、ダイアモンドが中心です。過去には、ナチュラルバランス、ニュートロ、ニュートラナゲット、ナチュラルチョイス、ロイヤルカナン、アボダーム、サイエンスダイエット、ユカヌバ、など、まだまだあります。

以前からよいと聞いていたのがビルジャック。聞いた当時試してみましたが、あまり効果を感じられませんでした。当時のフードで問題のある子がいたら、もっと効果が実感できたのだろうと思います。

最近使っているフードは、子犬の離乳食で不便を感じていました。完全にふやけず芯が残るので、熱湯で蒸らしてからレンチンしてつぶす作業が必要でした。そこで思い出したのがビルジャック。崩れやすいのでふやかしやすそうだと考え、再トライ。

ビルジャックの良い点😃

  • 脂肪無添加、素材の油分のみ。
  • 簡単にお湯でふやけてくれます。
  • 消化吸収率がいいです。
  • 排泄もとても良い状態で、少なめです。
  • ふやかすときに、人にとっても美味しそうな香りがします。

今回子犬に使ってみて、消化吸収率がよいことを実感できました。動物病院でも脂肪分の多いパピー用フードは避けた方がよいとアドバイスいただいていました。当面、子犬用にはビルジャック一択👌になりそうです。

先日、オーナーの方から、歯が抜けてしまったシニア犬におすすめのフードがないか、ご相談がありました。フードがふやけにくくて困っているとのことでした。脂肪が添加されていないものが希望とのことでしたので、ビルジャックのシニアバージョンをおすすめして好評でした。

ビルジャックの惜しい点😔

  • チキンベースのみなので、チキンが合わない子には使えません。
  • 保存料使ってます。
  • 崩れやすく、一定量が粉々になります。カリカリのまま与えるときは、さらっと水をかけて、むせるのを防止してます。

ビルジャックを購入するには

定価販売のみです。少し前にはコロナ禍で在庫薄の時期がありました。定期購入の人が優先されるようなので、うちは正規販売店の定期購入にしました。結果的にポイントやおまけがついて他サイトよりもお得です。このランクのフードの中では、コスパもいい方だと思います。取扱いしている動物病院もありますが、各種在庫を持っているところは少なく、お取り寄せになることが多いです。

公式サイトは、こちらです。

紹介だとさらにプレゼントがあるようなので、オーナーの方で希望者がいれば、ご連絡ください。まずはお試しという方は、お試しセットBかCがおすすめです。お試しセットの購入数は制限なかったので、1か月分くらい試してみると効果がわかると思います。計量カップ1は、約250㏄=約110グラムです。このフードがどの子にもあうとは限りませんが、今のフードがあわないと感じている方は、お試し候補にいれてみてください。

ミニチュアシュナウザーは、油分が苦手な子が多いです。年をとってくると、被毛が少し脂っぽくなったりすることがあります。そういう子にはおすすめです。うちのシニア犬にもためしているところです。
子犬、妊娠中・授乳中の母犬、シニア犬には、ビルジャック100%、成犬には、アカナ、オリジン、ダイアモンド、ビルジャックの併用、が最近のうちのドッグフード事情です。今後もいいと思われるフードが出てきたら、こちらでご紹介します。